デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

できない量をやる?

 

f:id:kazuhotel:20191219104944j:plain

 

 家の近所のケーキ屋さんでは、クリスマスがくるたび、年々注文量の増えるケーキを毎年どうやって用意するかで頭を悩ませています。具体的な方法はそのお店の裏側を明かすことになってしまうので伏せておきますが、絶対無理!と声は上がるものの、用意数を減らしたり、注文を制限したことはありません。

 

今年の注文数をそのお店の方達が5年前に対応できたかというと、たぶんできなかったと思います。それなのに今年対応できたのは、年々対応できる上限を引き上げてきたから。できない量をやり続けているから、できる量が増えているわけです。他の仕事でも同様ですが、できない量をやるのはとても大事なことだと思っています。それは、対応できる量を増やすためではありません。「できないと思ったことができた」という経験をするためです。一度そういった経験をすると、仮に無理難題が降ってきても物怖じしませんし、自然とできる手段を探すようになります。そして、大量の依頼が入ってこなくても、これまでギリギリでやっていたようなことが楽にできる。できない量をやる。昨今の職場ではそんな無茶振りはされないと思いますので、自分で探してでもやってみてはいかがでしょう。きっと次から楽になるはずです。

 

 

f:id:kazuhotel:20160612063723j:plainf:id:kazuhotel:20160612063723j:plain