デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

同じ答えが出せて満足?

 

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 学生の頃、先輩や講師やプロのデザイナーの人と似たアイデアが出せると、なんだか同じ土俵に立てたような気がしてとても嬉しい気持ちになりました。でもそれは、ただの勘違い。自分もその領域に届いたような錯覚をしてしただけでした。

 

まず大前提として、プロと学生のアイデアは同じではありません。仮に表層が似ていたとしても、その奥には知識量や経験値、思考力に大きな差があります。導き出す過程はどうでもいいと思う人もいるかもしれませんが、結果物だけではアイデアとは言えない。きっとそのアイデアの良さを説明しきれないはずです。そして、また別の視点で捉えると、デザイナーとして生きて行こうと思っているのなら、他人と同じ発想をしていてはダメだということ。大堂を考えられるようなることは大事ですが、他人とは異なるアイデアが出せるようになるのはもっと大事なことです。自分が考えたものが既に世の中にあったりすると、変な自信が湧いてしまってそれはそれで良いのですが、同時に「う~ん同じ発想をしていてはダメだなぁ」とも思わないといけません。私はしばらくその感覚が嬉しいだけで止まってしまっていたので、同じような人はご注意ください!

 

 

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