デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

いま働いている人がいる?

 

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「夕食がランチ価格で食べられる」と聞いて、そのまま単純に、ディナーの価格が安いお店があると考えることもできますが、ランチの時間に夕食をとる人もいると考えられるようになると、出せるアイデアの幅がグンと広がります。別の側面から考える。

 

朝のニュース番組を担当しているアナウンサーの方などは、深夜から働いて午前11時に仕事が終わるかもしれませんよね。自分の中で流れている時間とは別の時間、違ったリズムで生活している人を想像してみるわけです。試しに身近にいないような全くの別人になりきってみたりすると、世の中が180度変わって見えたりします。昼間働いている人のランチは、別の人にとっては夕食に該当する。あくまで私の感覚ではありますが、そうやって見ていくと、今まで出していたアイデアとは視点の異なる発想が出やすいと思っています。だから、アイデア出しが煮詰まったら、別人になってみます。自分がそれを安いと思っても、毎日チェックしている人にとっては高いかもしれない。そんなふうに考えていくと、次第に当事者の立場になって課題解決に取り組めるかもしれません。

 

 

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