デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

本気が見えないと向き合わない?

 

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 昨年参加させてもらったコンペの最終審査。審査を終えての総評では、年々提案力が上がっていることに触れていました。プレゼンならスライドではなく動画、デザインは印刷物ではなく模型。私は度々、そういった部分での自身の提案力の弱さを露呈しています。

 

制作ツールの進化などで誰もがやろうと思えば動画をつくったり、リアルな模型をつくることが比較的容易になりました。だから、自然とその流れになっているのだと考えそうですが、実は注目しなければいけないのはそこではありません。本気度が増しているという点です。私がいま取り組んでいる企業への提案があるんですが、当初はCG画像や説明を入れた印刷物を用意する予定でした。しかし、担当の方からそれでは話を聞いてもらえない(意味がない)と指摘を受け、リアルな模型とともに提案することに。相手がイメージしやすいようにという目的もありますが、「これぐらい本気です」を伝えるためです。相手もデザインに携わっているのでCGや図面を見れば具体的に想像はできます。提案は、提案内容が分かればいいわけではない。そこに熱意や力の入れ具合が含まれていないといけないんです。

 

 

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