デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

美味しいけど重い?

 

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 パティシエ修行中の妻に連れられて都内のケーキ屋さんによく行きます。先日はあるお店でガトーショコラを買って食べました。きっと高級であろうチョコレートを使っていてとても美味しかったんですが、3口ほど食べて手が止まりました。美味しいけど、少し重いので途中できつくなってしまったんです。

 

同じように、内容が濃かったり、少し重たい内容が続くと、途中で手が止まってしまうことがあります。例えば、説明書。読みはじめて最後まで一度も休まずに読んだ人は少ないのではないでしょうか。ちゃんと読んだ方がよいことが分かっていて、余計な内容が書かれているわけではないだけに、途中で疲れてしまいます。少し前に、Q&A形式のガイドブックのデザインをしました。説明的な表現が多く、該当していることがあったら不安になってしまうような内容。そこで私は、全体的に重くならないようにイラストを入れるなどするとともに、途中に箸休めを入れました。そうして何度か周囲の人に試し読みしてもらったところ、ストレスなく読めるように。濃い内容がギュッと詰まったものが必ずしも良い効果を与えない場合もあるかもしれません。

 

 

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