デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

知らなくても楽しめる?

 

f:id:kazuhotel:20200123005306j:plain

 

 以前行った、あるアーティストのライブ。私はよく知らないままファンの友人に付いて行ったんですが、楽しむことができました。ファンの人はもちろん、よく知らない人も楽しめる工夫がされていたからです。

 

人気のアーティストだったので、ライブに訪れるのはほとんどはファンの人たちですが、私のようによく知らない人もいます。当然、知らない曲ばかりにはなってしまいますが、そこでそのアーティストは、「この曲はこういう想いで作りました」「この曲はこんなふうに一緒に盛り上がってくれたら嬉しいです」と、私のような人が楽しめるひと言を添えて歌っていました。言葉えらびが上手で、ファンの人も言われて嬉しいひと言。ちょっとしたことですが、知っている人も知らない人も楽しめる工夫がそこにはありました。もし自分たちが開催するイベントなどで、参加者がアウェー感を抱いたり、内輪で盛り上がっているような印象を持ってしまうようなら、そのイベントはとても閉鎖的なものになってしまいます。知っている人が楽しいのは当たり前。広げていくためには、知らない人も楽しめるようにすることが必要かもしれません。

 

 

f:id:kazuhotel:20160612063723j:plainf:id:kazuhotel:20160612063723j:plain