デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

食器は似ててもパクリにならない?

 

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 やかんのデザイン。ほとんどの場合、明らかに既に世の中にあるやかんとソックリでない限り、それをパクリと指摘されることはありません。ディテールが違う、コンセプトが違う、素材が違う、などを主張できるからです。

 

一方で、ロゴマークなどになると、パクリと指摘される場合が急激に多くなる印象があります。ディテールが違う、コンセプトが違う、色や太さが違う、が通用しません。これまで誰も見たことのないカタチでないと、該当してしまうということのなります。私は、あるデザインをした際に、一度パクリの指摘を受けたことがあります。その対象物とは、それが果たす役割(コンセプト)もデザインも異なるものでしたが、「似ている感じのものがあった」からです。料理を盛り付けて食べるためのお皿と観賞用の絵皿は、私の中では別物でしたが、それが通用しませんでした。そんな経験もした上で思うのは、パクリを気にしないこと。似ないように!と気にするだけで、デザインは萎縮しますし、思考も広がりません。結果物がもし似ていて、それがネックになるなら最後の枝葉を変えればいいだけ。世の中はパクリに敏感になっているようですが、それはそれで置いておいて、気にせずデザインしましょう!

 

 

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