デザインのあてな

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すぐに答えを出せるのは適当?

 

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 前日の記事「ヒラメキの達人は、ストックの達人?」と似たような内容になります。あくまで私の偏見ですが、誰かに「これを考えてほしい!」と言われてすぐに答えを出せる人は、概ね適当に考えていると思っています。どんなに経験や知識が豊富でも、すぐに出せるわけがないからです。

 

内容にもよりますが、例えば、雑誌の企画を考えてほしい!と頼まれて、すぐに答えが出せるわけがありません。まず、その雑誌のことをよく知らないと考えることができません。調べて、その雑誌のことや取り巻く環境や世の中のことなど知っておかなければいけないことが山ほどあります。その上で考える必要がある。ananの企画と言われてすぐに出せる答えは、ざっくりとした情報とイメージだけを材料に考えた答え、別の女性誌に置き換えても当てはまるような答えです。固定観念に囚われずに自由に発想することで生まれる人気企画もありますし、思いつきが功を奏することもあるかもしれませんが、基本的には、きちんと熟知して考えるべき。さける人員や限られた時間、決められた費用の中で、それをするのが難しいことは重々承知していますが、それをやらないで考えても薄っぺらい答えした出せません。

 

 

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