デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

直接受け取る?

 

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 先日、六本木で開催されているデザインの過程が展示された「マル秘展」に行きました。著名デザイナーさんたちのレベルに愕然とするのではないかと思っていましたが、自身がデザインをする過程と近かったり、似た詰め方をしていて少しホッとしてたりします。もちろん、考察の深さや多くの実験を経てデザインを着地させているあたりは、比べ物にならないぐらいはるか上にありました。

 

その展示会場で気になったことが1つ。たまたまかもしれませんが、結構な人が、展示を自分の目で見る前に写真を撮っていたことです。撮影OKの展示もあったので、参考として残しておきたい気持ちはよく分かりますが、メモ書きやスケッチなど、そのモノが持っている力や発しているメッセージ、匂いや空気を直に受け取れるせっかくの機会なのに、画面越しに見るだけではもったいないなと…。また、各々のデザイナーさんたちが展示に選んだものにも個性があって、一連の流れや俯瞰で見ることにも意味があったように感じたのですが、きっとそれは接写しているだけでは感じ取れないこと。あくまで個人的な意見ですが、こういった展示は、写真に残して満足してしまうよりも、直に見て感じとったり、目に焼き付けておくことが大事だと思っています。

 

 

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