デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

何も感じない?

 

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「不安になってきた…」「悩みが増えた…」と、こちらが発信したことに対して相手がネガティブな感情を抱いてしまうことがあります。そんなふうに波風立たないようにと、私たちは気を遣った表現で発信しようと心掛けるんですが、そこを気にしすぎて結果的にネガティブな感情は抱かなくなったとしても、同時に相手が何も感じなくなってしまうことが多々あります。

 

ネガティブな感情を抱かせることを、わるいことだと捉えてしまいがちですが、決してわるいことではありません。どちらかと言えば、相手の感情を揺さぶったわけなので、発信したことにリアクションしてもらえている、自分に関係のあることとして捉えてもらっている、と考えることができます。広告だったら、それは成功とも言えること。もちろん、不安を煽りすぎたり、不安にさせるだけさせておいて解決策を提示しないなどはよくありませんが、その後にきちんとその不安やネガティブな感情を取り除いてあげるなら、むしろ必要なことでもあります。表現に気を遣うことは言うまでもなく大事なことですが、遣いすぎると何も感じずに流れてしまうので少しだけ注意が必要です。

 

 

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