デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

観察するのは物ではなく人?

 

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 著名デザイナーや大手代理店の広告物や作品を見て勉強する。役に立つことではありますが、私はその広告や作品を見ている人や前を通り過ぎる人を観察します。観察と言うと怪しい感じになってしまいますが、その広告や作品に対するリアクションを知ることは、私にとってデザインの参考になるんですよね。

 

近くに寄ってまじまじと見る。しばらく目では追っていたけど立ち止まらない。一度通り過ぎたのに戻ってきて見た。そういったちょっとしたことを、なぜそのアクションに至ったのか自分なりに考えることで、その広告や作品のチカラが分かります。デザインの参考書などで、「この表現は、〇〇の効果がある」とあっても、私はどこか消化不良でした。覚えはするものの、実践で活用されない。その理由は、自分の目で確かめていないからだと考え、本当にその効果があるのかを確かめるようになりました。すると、自分の中で腑に落ちているので、その後は実践にその表現効果が度々登場するように…。これは素晴らしい作品!これは効果的!と、文字情報で学ぶことも必要ですが、体に染み込ませるには確かめることも必要だと思っています。

 

 

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