デザインのあてな

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王道が難しいから変化球?

 

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「今回は、珍しく直球ですね♪」だいぶ前ですが、私の提案にそんなリアクションが返ってきたことがありました。それまで提案していたものが、変わった切り口や手段だったのに対して、その時の提案が王道だったからです。相手の方は、また変わった切り口の提案がくることを期待してくださっていたのかもしれません。

 

意図的に王道ではなく、変化球を狙うことがないとは言いませんが、私は基本的には考え方を変えていません。課題の解決策を模索する中で、捉え方を見直したものがたまたま変化球になったりするだけ。既存の手法で問題なく解決できるものは、その方法で良いと考えます。ただ、前述の方のように、私が期待される多くは、変化球。なぜなら、王道であれば、もっとクオリティの高い提案ができる人が山ほどいるからです。既存の解決策なら、私に頼む必要がないと考えるのはごく自然なこと。それでも、今もお付き合いが続いている方々は、私がどのような提案をしても受け入れてくれています。それはきっと、王道であろうと変化球であろうと、解決するために模索した痕跡が見えるからだと勝手に思っています。王道か変化球かは、ただの結果です。

 

 

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