デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

みんな賛成は発展しない?

 

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 自身の提案に対して、周囲から賛同を得られすぎると、かえって不安になることがあります。「(このアイデアを実現したときの画が簡単に描けてしまうんだなぁ…)」それぞれの知識や経験の範囲内で処理できてしまっているイメージです。きっとそれはある程度は上手くいくと思いますが、ある程度で止まってしまうのでは?と感じてしまうんです。

 

批判もあるアイデアの方が、やってみて想定外のことが起きるかもしれない。そういった「批判があった方がいい」という意見もありますが、そういうことを言いたいわけではありません。私の場合は、投げかけたことに対して、周囲が頭を悩ませたりするアイデアに強く興味を持ってしまいます。頭を悩ませるということは、その人の経験値で処理しきれないということ。そこに未知の領域が含まれていると考えます。そして、その未知の部分が新たなアイデアを切り拓いていくように思うんです。全員一致で賛成!よりも、議論を生むアイデア。周囲の人たちを巻き込んで、アイデアを実現していこうとすると、どうしても共感を得られるようにと考えてしまいがちですが、共感よりも議論の末に「やってみよう!」となったアイデアの方が、周囲の熱も込められて良い影響を及ぼすような気がします。

 

 

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