デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

本のタイトルに習う?

 

f:id:kazuhotel:20200716005307j:plain

 

 つい忘れてしまいがちなのが、商品にしても広告にしても、数多あるモノの中に並ぶという点です。そこに意識が向いていないと、残念なことにどんなに素晴らしいモノでも埋もれてしまう場合もあります。そこで、埋もれない目を引く工夫が求められるわけです。

 

様々なテクニックがあると思いますが、とても簡単な方法を1つ。それは、本のタイトルからヒントを得る方法です。隣同士に競合商品が並ぶ本屋さんでは、手に取ってもらうために本の装丁やタイトルで目を引かなければなりません。そのため、特に平積みされるような本は、徹底的に考え抜かれたタイトルになっています。例えば、「30歳までに身に付けておきたい〇〇」は、20代後半~30代前半の人が気になります。30代後半・40代の人が「どれどれ(笑)」と上から目線で見たり、意識の高い学生が手に取るかもしれません。広いターゲットに注目してもらうために、あえて「30歳までに~」と具体的な数字でフックを作っていると捉えることができます。他にも「~しなくていい」や「3つの〇〇」なども同様。そのまま利用したらパクリになってしまいますが、考え方や狙いを別の何かに置き換えてアイデアを練ると、今まで見つけられなかった工夫に辿りつくことがあります。

 

 

f:id:kazuhotel:20160612063723j:plainf:id:kazuhotel:20160612063723j:plain