デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

その人に馴染みのあるモノ?

 

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 テレビCMで昔の曲が流れると、人気が再燃しているから使っていると思いがちですが、実際はそうではありません。そのCM のターゲットが昔聴いていた曲を流すことで、自分に関係のある商品だと感じさせているんです。

 

自分たちの商品やサービスを誰かに届けたいときに、その魅力をしっかりと伝えることは大切なことですが、それが馴染みのないモノだとなかなか関心を持ってもらえません。「いやいや、ピッタリの商品だから大丈夫!」と思われるかもしれませんが、目新しいモノに取っ付きづらくなっている人や普段の習慣からの変化を避ける人もたくさんいます。そこで、馴染みのあることを介して近づいてもらう方法があります。前述のCMに流す曲もしかり。他には、普段よく出くわす場面や習慣的に行うことと組み合わせるなどがあります。広告に限らず、馴染みのある色や形、素材や雰囲気にするだけで、それまで疎遠だった人が気にしてくれることも。「分かる人にだけ分かればいい」「魅力さえ届けば…」と考える気持ちも分からなくもありませんが、届けたい人に歩み寄ることも必要です。

 

 

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