私の当たり前は、誰かの新しい?
先日お手伝いをさせていただいた展示会で、私は作品をよく見えるように展示しました。来場者にしっかり見てもらいたいからそうしただけなんですが、その業界の方々から「新しい」と言われました。明るい照明で展示されるのを見たことがないそうです。
もちろん、美術館などは作品が傷まないようにライティングをしていますが、その展示会の作品は石なので、照明を強く当てても劣化しないという調査のもとそうしたわけですが、「薄暗い感じになると思ってた。見やすい♪」と言っていただけました。私の当たり前が、誰かの新しいに。自分の中で、こんなこと…と思っているモノだって、他の人から見たら魅力的だったりします。「印象が薄い」「インパクトがない」と感じて、相手の常識に合わせていくと、かえって相手の当たり前になったりも。自分がよいと思うモノをそのまま伝えるだけで、「新しい」と思ってもらえることはたくさんあります。