デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

私の中の成功と失敗?

普段、デザインをしていて「失敗だったな…」と反省することになる明確な基準が私にはあります。それは、そのデザインが機能しなかったとき。私が仕事でデザインする多くは、目的を果たすための手段の1つとして選択しているからです。 簡単な例で言うと、広…

やってみて興味が湧く?

以前、展示会の空間づくりに携わった職人さんから、自身のお店で商品を展示する什器の制作を依頼されました。「お店の中に突然、自然が現れた!!そんな什器がいいですね♪」それから一度模型を作ってイメージを共有し、制作した什器を納品してきました。 その…

写真は加工してはいけない?

新しい五千円札に起用された津田梅子さんの肖像画が左右反転されているというニュース。疑いの段階ではあるものの、デザイン関係者は敏感に反応しているようで、私の好きなデザイナーも、写真を加工することについて警鐘を鳴らしていました。 写真は加工して…

目先の結果を求めた代償?

あるチェーン店で食事をしていると、店員さんがアンケートを頼んできました。タイミングわるく、話が盛り上がっていたところ。説明を5分近くされ、書くまでその場を離れてくれませんでした。とても熱心で真面目そうな店員さん。アンケートを書いてほしいと…

いきなり清書する?

この前観ていたテレビ番組で、冒頭だけ書かれた文章の後ろの部分を考えるというお題をパネラーに投げかけていました。その時の様子を観察していると、ある人はう~んと考えはじめ、ある人はボードの裏側に下書きをしていて、またある人はいきなり表に答えを…

あなたの商品は私にとってのアート?

デザインの話をしているとよくテーマになる“デザインとアートのちがい”。先日、似たような話をしていたときに、腑に落ちた考え方が1つありました。それは、商品と美術品についてのちがい。見た人が美術品だと受け取れば、それはその人にとって美術品。商品…

新素材にチャレンジ?

ある職人さんに依頼されて、商品を展示する什器を作ることになり、試行錯誤しながら現在製作しています。そこで、どんな素材で作るか考えつつ調べていたら、これまで使ったことのない素材が見つかり、半信半疑ながら一部分をその素材で作ることにしました。 …

自分で出来ない人の作品はクオリティーが高い?

以前、何度かお仕事を頂いたある会社は、展開する商品やサービス、広告物のクオリティーが高いのですが、そこの会社では自分たちだけでそれらを完結させません。もちろん社内にも担当者はいるんですが、それぞれのエキスパートに依頼しています。 その会社の…

プロセスを整理したくなる?

紅白にも出場した人気アーティストあいみょんさん。彼女の曲作りを紐解こうと、音楽プロデューサーがどういうプロセスで生み出しているかを尋ねると、様々な答えが返ってきました。続けて、整理してまとめようと「それって、こういうことですかね?」と問い…

常に新作があるから忘れない?

青山剛昌さん原作の人気アニメ「名探偵コナン」。通常放送はほとんど観ていませんが、私の頭の片隅には常にコナンがいます。それは、常に映画の新作の話題があるから。これが2年に1回だったら少し遠い存在になるんですが、次の新作の話題が常にある状態な…

分かろうとしなくてもいい?

周囲や世間が「素晴らしい!」と評価する作品を見ても、どこが良いのか分からないときがあります。自分が仕事としているデザインについては少なくても理解できないとと思い、良さを探してみたり、評価されているポイントを咀嚼しようとするのですが、それで…

その気があるかはバレてる?

20代前半の頃は、高級ブランド店に入っても全く相手にされませんでした。身につけているのは安モノで、お金を持っていないのは明白。仕方ありません。店員さんは腕時計や靴を見て判断しているとよく言いますが、その通りかもしれません。 40歳目前の最近にな…

予定調和を崩したい?

長く仕事をするにつれ、自分が出すべきアイデアや相手の求めるデザインが、少しずつですが分かるようになってきました。それはとても嬉しいことではあるんですが、一方で、きちんと対応すれば予定どおりに進んでいくということに対して、物足りなさを感じる…

実際に設置されたらバッチリ?

パソコンのモニターや紙で見ても魅力を感じなかったデザインでも、いざ立体になると平面では感じられなかった魅力を放つことがあります。先日見かけたデザインも、「このグラフィックはあまり目立たないな…」と思っていましたが、いざ設置されたら他のどれよ…

“おまかせ”で身に付ける?

自分のことを誰かに“おまかせ”でお願いしたことがあまりありません。強いて言うなら、床屋に行ったときぐらい。カットが終わって最後に「ワックスをつけますか?」と言われやってもらうと、自分でセットするときとは違う結果になっています。でもそこで、「…

弱い人が強い人を攻めるのはOK?

あるお笑いコンビは、ツッコミの人が相方の頭を叩くと笑いが起きます。しかし、別のあるコンビでは、相方の頭を叩くと「ひゃ~」と悲鳴が混ざります。前者は、弱そうなツッコミの人が強うそうなボケの人の頭を叩いていて、後者は強うそうなツッコミが弱そう…

節約になっていない節約?

節約になっていない節約がよくあります。私の場合は、飲み物。「安いから」たくさん買い込んでしまうんですが、結局買った分だけ飲むので節約にはなっていません。500mlのペットボトルを100円で買っても1日に5本も6本も飲むなら、150円で買っても3本で抑えた…

憧れの領域でやってみる?

自分の力では到底通用しないと感じている領域。そんな領域にいつかはチャレンジしてみたいとは思っていても、その領域で評価されているモノを見たところでチンプンカンプン。理解しきれていないうちにチャレンジしても意味がないと感じる人も多いのではない…

「女性○○」のままの職業?

スチュワーデスをキャビンアテンダントと呼ぶようになったり、看護婦さんを看護士さんと呼ぶようになったり、女性蔑視と叫ばれて名称を変えた例がたくさんあります。一方で、女子アナ、女性騎手、女流棋士など、「女性○○」の表現を残し続けているものもあり…

デザインのピント合わせ?

カメラでピントを合わせるときには、被写体に合うようにカメラマンが調整してキレイな写真が撮れるわけですが、時には被写体側が調整してピントが合うということもあります。ピントの合った写真が撮れたとしても、それは撮影者のおかげだけとは限りません。 …

【1500回記念プレゼント(終了)】

このブログ「デザインのあてな」をはじめて、今回で500記事目となりました。以前のブログ「デザインのはてな」では1000記事書いたので、合わせると1500記事。クオリティーはさておき、丸4年ちょっと毎日ブログを書いたことになります。いつも同じことを言っ…

そこじゃなくても当てはまる?

最近は少なくなりましたが、以前はロゴマークをデザインする仕事が度々ありました。そうした仕事で私が心掛けていることの1つが「そこでなくても当てはまるものにしないこと」。例えば、社名のイニシャルをモチーフにしたロゴ。それが、同じイニシャルの別…

ずるいお金の価値観?

ランチを済ませてお店を出たら、別のお客さんから「1,000円取る割には料理がイマイチだな~」という声が聞こえてきました。その日の仕事の場で、ある人は「予算10万円じゃあ出来てもこのぐらいですかね…」と言っていました。どちらもよく聞くような話ですが…

やりながらカタチにする?

最寄駅の商店街に工具や副資材を扱う昔ながらのお店があります。店内に所狭しと並べられた商品。それらは、はじめからそうやって陳列しようとしてできたものではありません。並べながら試行錯誤してできたカタチ。たくさんのお客さんを見てきて考えられたカ…

ツッコミしろをつくる?

オフィス用品通販を展開している大塚商会の「たのめーる」。あのCMのダジャレを見て、視聴者は心の中でツッコミます。「変なダジャレだな~」「強引じゃない?」でもそれは作り手の狙い通り。そうやってツッコんでしまっているのは、興味を持ってしまってい…

一日定点観測?

都内のある駅を初めて訪れたとき、「この街は住みやすそうだな~」と素直に思いました。しばらく経ってから別の時間帯にその街を訪れたときには、客引きやたむろしている若者が目について、治安がわるそうな印象を受けました。一部を見ただけでは分からない…

「曖昧」を具体的に?

アイデアスケッチを描くときには、できるだけ大きく描くよう教えられました。小さいとディテールまでよく分からないからです。また別の人からは、メモ帳のような小さな紙にゴチョゴチョっとスケッチを描くのもアイデア展開には向いてるよ!と教えてもらいま…

誤字脱字が多い人は確認しない人?

他人のちょっとした言動で、その人を判断することがあります。特にマイナスの印象は強く、メールなどでの誤字脱字が多い人は、きちんと確認をしない人。はじめて会う日に遅刻してきた人は、時間を守らない人。そんなふうに決めつけられてしまい、さらにその…

表現の幅の広げ方?

「こんなデザインするんだっけ?」少し前に友人からそう言われたんですが、そのデザインはたしかに数ヶ月前の私だったらやらないデザインでした。最近になって、ある仕事で必要になり身に付けた表現方法だったからです。「表現の幅が少し広がったな♪」と少し…

“おもしろい”で買ってない?

デザインのアイデアを考えていると、思いついた変わったモノやおもしろいコトに心を奪われてしまうことがよくあります。しかし、その時に考えているアイデアの目的に“おもしろさ”は必要か?とふと我に返ると、そこまで必要がない場合も度々あります。 例えば…