デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

力試しの挑み方?

 

f:id:kazuhotel:20200812151758j:plain

 

 知識や経験を重ねていくと、全てではありませんが、求められているものが分かるようになってきます。そのため、そこに向かってアイデアを詰めていけば、そこまで大きくズレることはありません。きっと、上手くいくことも多い。ただ、そのやり方に慣れすぎてしまうと、自分の表現力や感性を磨くことが疎かになってしまうような気がします。

 

仕事ではない場では、私は自分の感性で腕試しをするようにしています。例えば、公募のコンクールなどでは趣旨や課題が設定されているので、読み解いていくと「ここがゴール」みたいなものが見えたりします。仕事と同様にそこに向かえば、ある程度の結果は期待できるというわけです。でもそれをすると、取り組む内容に変化はあっても、やっていることは普段と何も変わりません。だから私はそのゴールを狙わず、趣旨と課題だけは守りながら自分の視点で具体化をしていきます。つまり、自分の視点を試してみているわけです。仮にそれで結果がついてきたら、自分の素の視点も通用するものだと分かって、仕事にも生かせる武器になります。力試しの場で、過去の事例にのっとったり、審査員の趣味嗜好を調べていると、結果だけが目的のチャレンジになってしまうかもしれません。

 

 

f:id:kazuhotel:20160612063723j:plainf:id:kazuhotel:20160612063723j:plain