デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

狭いところから入ってみる?

「コンビニに置いたら売れる物を考える」…なかなかの難題です。でも、その課題を少し狭めて、「コンビニの食料品と日用品の間のスペースに置いたら売れそうな物を考える」になったら、途端に考えやすくなります。 制限の少ない、いわば自由課題について考え…

美しくない瞬間を探す?

最近、デザインをする際に強く意識しているのは、時間軸です。私は主にプロダクトデザインをやっているんですが、どこに置かれてどう使って…といったシーン以外に、美しくないシーンがないかをよく考えるようになりました。 スマートなペットボトル。カタチ…

よく知ってる物をプレゼント?

誰かにプレゼントや差し入れをするときは、自分がよく知っている物にしなさいと教えてもらったことがあります。「このお菓子、あまり知られてないんですけど地元では有名で、子どもの頃からよく食べてるんです♪」。 食べたことがあるもの。自分が食べて美味…

都合のいいターゲット?

企画を考えるのは、誰かにアクションを起こしてほしいから。もっと言うと、起こしていない人に起こしてほしいから企画を考えるわけです。でも、自分のアイデアに溺れてそこを見失ってしまうことがあります。 例えば、インスタ映えするお菓子を売るお店に来店…

大事なときに選ばれるお店?

「あなたは高級レストラン?ファミレス?それとも町の定食屋さん?」。そう聞かれたことがあります。自分の仕事を飲食店に置き換えたら、どの立ち位置に相当するかという質問です。 高級レストランは、記念日には選ばれるかもしれない。ファミレスは、大きく…

少しでも時間が経ったら興味ゼロ?

情報は鮮度が命。1日発信が遅れるだけでも、興味が半減してしまうものです。1週間前の出来事を今さら公開しても、誰も興味を持ってくれません。昨日のことなら少しは見てくれるし、今日のことならもっと見てくれる可能性は大きくなります。 私はサッカーが…

見たことがあるだけで安心?

スポーツ中継などで、いろんなスポンサー企業の看板や、ユニフォームに入ったロゴを目にします。半分は社会貢献とはいえ、多額のスポンサー料に見合う効果があるのか?と疑問を持つ人もいるかもしれませんが、私は十分見合うと思っています。 はっきり言って…

「あなたに言われても...」?

「練習はやりすぎない方がいい」。この言葉を私が言っても、誰も耳を傾けてはくれません。でも、超一流のスポーツ選手が同じことを言ったら、「へぇ~」となります。説得力は、内容や説得させる技術うんぬんよりも、言う人が認められているかどうかが鍵です。…

今の姿が美しい?

たまたま通りがかった骨董品屋さんをガラス越しに眺めていたら、隅っこにあった小さな陶器が目に止まりました。今のその姿がとても美しく、欲しくなってしまうぐらい。一方で、とても失礼な言い方ですが、その他のものは美しい中古品に見えてしまいました。…

知らないことには踏み込めない?

5,000円のガラスのコップを購入したことがあります。高級メーカーのものではなく、個人の作家さんが作ったコップ。購入したのは、その作家さんと出会ってから2ヶ月経ったときでした。 当時、一緒に働いていた女性の旦那さんがガラス工芸をやっていると聞い…

分からなくても嬉しい?

日本のある島に突如アート作品が点々と現れた際、島の住人たちはどう思っているのか気になっていたとき、たまたまその話のインタビューをテレビで観ました。「私にはよく分からないけど嬉しいよ!」。とても印象的な話でした。 それまで、共に何かをやったり…

「わたし向き」は心地いいだけ?

若い頃、自分が全く興味のない雑誌を買って読んでいた時期がありました。女性ファッション誌や手芸雑誌、ゴルフや釣り雑誌…。正直、興味が無いのでおもしろくはありません。でも、自分に向けられていないので、冷静に紙面を読み解けるんです。自分が好きな雑…

その時には思い付かない?

アイデアが出ない…と悩んでいる人は、自分にはひらめき力がないと思っているイメージがあって、ひらめき力さえあればアイデアがポンポン出てくると勘違いをしていたりします。でも、ひらめき力がなくてもアイデアはいくらでも出る。強いて言うなら、必要なの…

自分が教えてほしかったこと?

自分が教える立場になったとき、私は考え方や技術を教えてきました。それが正解かは分かりませんが、ふと、相手が知りたいのはそこではないかもしれないと…。自分が相手の年齢ぐらいのときに知りたかったことは、そこではなかったからです。 例えば、自分が…

超接近したら別のモノ?

最近、今更感がありながらも、Instagramをはじめてみました。何事もやってみないことには分からない。…とはいえ、インスタ映えするようなスポットに行くわけでもないので、このブログと同様に身近なところで写真を撮ってみることにしました。 普段、自分が気…

不親切なゲームが面白い?

だいぶ前に誕生日プレゼントでもらったファミコン(のようなゲーム)をやってみたんですが、これが極めて不親切(笑)。100数種類のゲームが内蔵されているんですが、どのゲームも詳しい説明がなく、どうすればクリアになるのかもよく分からない…。そう文句…

お金をかけないやり方?

今までは、イベントをやるにしても何かをつくるにしても、お金をかけられないことがほとんどでした。ただ、おかげでお金をかけずにやる方法はたくさん知っていて、同時にお金をかけないとできないことも知ることができました。恵まれた環境で学んでこれたと…

どう使われているか知る?

あるお店のメニューボード。メニューの文字が印刷されていない空いたスペースに、かわいいシールが貼られていました。お店の人が、後から貼ったと思われるシールです。「ああいう余白をつくると、何かで埋めたくなるんだなぁ」「アレンジの余地があった方が…

ハッキリ言われて気持ちがいい?

相手に求めることをストレートに伝えないのは日本人の特徴で、美意識として尊重するところで、どちらかといえば私もその方が好きです。ただ、あまり回りくどい伝え方になりすぎると想いが伝わらないことも...。伝わらないだけならまだしも、誤解されてしまう…

あそこに置いたら座った?

あるスペースで、どこに椅子を置いたらよいかという話になりました。そこで、あまり深く考えずに適していそうな数カ所に椅子を置いてみると、何も知らないスタッフが自然と座る場所とそうでない場所が…。何度か配置を変えてみると、そのスペースで自然と座る…

観たことある映画をまた観る?

企画やデザインを検討は最低2回行います。それは1回目で気付けない点を2回目で気付けるから。また、出来立てホヤホヤで見たときと、落ち着いてから見たときでは、気付ける点に大きな違いがあるからです。 先日、気分転換に自宅で映画でも観ようと思うも、…

私の当たり前は、誰かの新しい?

先日お手伝いをさせていただいた展示会で、私は作品をよく見えるように展示しました。来場者にしっかり見てもらいたいからそうしただけなんですが、その業界の方々から「新しい」と言われました。明るい照明で展示されるのを見たことがないそうです。 もちろ…

手ぶらで帰らない?

お店の新規オープンなどでお祝いの花を届けるお花屋さん。先日、あるお花屋さんがお花を届け終わった帰り際、その商業ビルの入口に置いてあったチラシやフリーペーパーをひと通り持ち帰っている姿を見かけました。届けるだけで終わらない。 どれだけの情報を…

あなたの仕事ぶりは知りません?

会議や打合せで存在感のない人は評価されにくい…。全く発言しなかったりすると、プラスの評価にならないだけならまだしも、マイナスの印象しか与えてしまったりします。 私は若い頃、上司の前でアピールするのを極端に嫌っていました。結果を出せばいい!と…

開け口が2ヶ所?

料理を作るのが好きで、20代前半にバイトをしていた流れで調理師免許をとったほど♪今でも仕事の気分転換に作るので、調味料などのパッケージの変化にも敏感になってしまいました。 先日、いつも使っている調味料のボトルをよく見たら、ビニールの開け口が2…

反応が無いときこそ全力で?

このブログも早いもので100記事目になりました。ただ、以前やっていたブログと比べると、はじめて同じぐらい経ったときの5分の1も読まれていません。そんな感じであまり読まれないことが長く続くと、消極的になってブログをやめてしまうことが多いそうです…

チカラのあるデザイン?

自分を押し込めて表現したものは、どんなにコンセプトが良かろうと、どんなに機能的であろうと、どんなに美しかろうと、チカラがないと思っています。目に見えないチカラ…。逆に、どこか物足りなかったり、変なところや雑味があっても、自分を全部出し切った…

蛍光色の使い方?

ある駅で電車を降りたら、蛍光のピンクとグリーンを組み合わせたラーメン屋さんの看板が見えました。ものすごくお腹が空いていて、ラーメンもいいな♪と思ったんですが、刺激的すぎる看板に尻込みしてしまいました。 こういった話をすると、蛍光色を使うこと…

手段はもう何個か用意?

最後の最後まで、どんな仕上がりになるかなど細かなことは分からないもので、用意していた手段がうまくフィットしないことも少なくありません。ピッタリ合わないと分かっているのにその一個を無理矢理はめ込んだり…。でも、私の周りの凄腕デザイナーたちは、…

「質と買取」?

「質と買取」とだけ大きく書かれた看板が目にとまりました。私はとても良い看板だと思いましたが、そのとき近くにいた人は「ダサい看板だなぁ」と。「質と買取」は、サービスを利用してもらうことが目的なら、決して間違った表現ではありません。 店名を覚え…