
話題になった眼鏡型の拡大鏡を展開するハズキルーペのテレビCM。あのCMは、プロの提案を断って、会長が自らメガホンをとったそうです。賛否両論あるみたいですが、結果的に話題となって効果をもたらしています。もしプロの製作陣だったら作らないCMです。
プロが作る場合、あらゆる観点から詰めて考えるので、出来上がったものにツッコミどころはほとんどありません。全体的に完成度が高いわけです。もちろん、プロの技で意図的に崩したものを作るケースもありますが、あえて外したソレと、はなから考えずに作られた素人のソレとは全く違います。プロの作品で溢れている中にポンっと素人の作品が入ってきたら、何かと叩く対象を探している人の多い今の時代、話題になるわけです。素人が奇を衒ったり、プロのやり方をなぞってやっても歯が立ちませんが、唯一プロを出し抜く可能性があるとしたら、それは自分が良いと思うことを貫いて表現すること。知識や経験や技術がないからこそ出来ないこともあります。