デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

安い方、安い方?

 

f:id:kazuhotel:20190323200801j:plain

 

 チラシなどの販促物をつくる。そんな機会が増えると、「もっと安くつくれないか?」と、とにかく安いところを探してしまいます。確かに安くつくれるに越したことはありませんが、その考えは少しズレている可能性があります。

 

ノベルティを配ってお客さんに興味を持ってもらいたい!...すると、無料で配れるぐらいの単価でつくれるものを探します。でも、安く作ってたくさん配ることと、多くの人に興味を持ってもらうことは一致していません。たくさん配っても、もらって嬉しくない物だったらまず興味を持ちません。逆にたくさん配ることができなくても、もらって嬉しい物だったら興味をもつ可能性がある。安くつくることに限らず、自分のお店で商品を買ってもらうための広告なども同じで、単価の安い方法で多くの人に知ってもらうことが、必ずしも集客につながるとは言えません。単価が高くても興味を持ってもらえそうな人にアプローチした方が効果があるかもしれない。作りやすい方法、少ない出費で済む手段、ついついそっちに目が向いてしまいますが、より良い結果を出すために何をすべきか?と考えないと、「前回よりも安く発注できた♪」と変なところで満足してしまうかもしれません。

 

 

f:id:kazuhotel:20160612063723j:plainf:id:kazuhotel:20160612063723j:plain