デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

いきなり本番?

 

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 最近は特に、よく模型を作っています。実際に製品を作る前に、本当にこれで良いのか?を確認するために作るのですが、この模型で検討する工程があるかないかで、製品のクオリティーは大きく変わるので、基本的にこの工程を外すことはありません。つい先日は、3回くらい模型を作り直して検討しました。

 

人・お金・時間…、たとえそれらに余裕がなくても、いきなり本番に進むのは、乱暴な言い方をすると適当に仕事をしているのと変わらない気がします。どんなに経験があっても、どんなに完成形をイメージできていても、例えば舞台や演劇なら必ずリハーサルをしますよね。それと同じ。たくさん練習をしたからといって、当日のリハーサルを省くことはしません。それは、本番のクオリティーを極限まで高めるため。いきなり本番でOKということは、ある程度のクオリティーでOKということになってしまいます。リハーサルなしで本番をむかえてお客さんが満足してしまった経験があったりすると、「やらなくてもいいかなぁ」なんて考えたりするかもしれませんが。100%のパフォーマンスを出さずにやり過ごすのは、きっと自分たちも気持ちよくないのではないでしょうか。

 

 

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