持ちやすい20kgと持ちづらい10kg？

「20kgと10kg、どちらが重い？」と聞かれたら、全員が20kgと答えます。でも、取っ手のついた持ちやすい20kgの荷物と、持ち手のないかさばる大きさの10kgの荷物を試しに両方持ってもらったら、10kgの方が重いと答える人もいるかもしれません。どちらかの荷物を持って歩かなければいけないとしたら、私は持ちやすい20kgを選びます。

数字は、誰がみても誤解することのない具体的な指標ですが、それが本当にその通りかというと、そうではない場合も時にあると考えています。例えば、騒音。掃除機をかける音が60dB（デシベル）だとすると、その数値は一般的にうるさいと感じるそうです。静かな場所で掃除機の音がしたら確かにうるさい。でも、パチンコ屋さんの店内で掃除機をかけてもきっとほとんどの人は気付きもしません。数字はあくまで指標。重いか軽いか？うるさいか静かか？速いか遅いか？...その人のコンディションでも変わるし、タイミングでも変わります。数字を頼りにしたり、目安にすることは多々ありますが、ピンとこない人もいるはずです。