
最近は、割り箸を使う飲食店はだいぶ減りましたが、たまに見かけると箸立てにパンパンに詰まってることがよくあります。私はそれを見て「う~ん」と思ってしまうんですが、それは取りづらいからではありません。効率を優先していることが分かるからです。
目一杯詰めておけば、単純に補充する回数が減ります。8割ぐらいに詰めておけば、お客さんが取りやすい反面、補充する回数が増える。0になってから補充するわけではないので、確かに地味に大変な作業です。効率を優先していると、私たちは敏感にそれを感じ取ります。食券を先に買うシステム、メニューの項目を減らす、お水をセルフにする。人手が足りない中でお店を回す工夫でもあるので、店内の様子を見て少ない人手で回していれば納得ですが、明らかに楽をしようとしていたら別。効率よく物事を運ぼうとするのはビジネスでは当たり前なのかもしれませんが、その効率の良さがマイナスの印象を与えることは少なくありません。