デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

韓国語がない場所?

 

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 駅前の薬局で買い物をしていたら、レジの前にあった韓国語のパッケージの商品が目に止まりました。手にとって見てみると、それは日本の会社の商品。輸入品でもなく、あえて韓国語で表現しているようでした。「なるほど、やられたなぁ~」

 

その環境にあるはずのないものがあると、私たちはつい注目してしまいます。海外で日本語を見つけたら見てしまうのと同じ。韓国語は決して珍しいわけではありませんが、薬局にそれがあるのは珍しいですよね。これが、韓国の食品専門店や韓国人が多く住む町の薬局だったら珍しくありません。なんでもない町の普通の薬局にあるから注目する。何か注目させたいものを考えるとき、私たちはつい新しい何かを考えようとします。確かに新しい何かは注目される可能性がありますが、もっと注目されるのは、全く知らないものよりも知っている要素が入っているもの。全く知らないものだと、興味がなければスルーされてしまう可能性大です。もし、何か注目してほしいものがあったら、『そこにあるはずのない私たちが知っているもの』という視点で考えてみてもよいかもしれません。

 

 

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