
人が増えて組織が大きくなったり、プロジェクトにたくさんの人が関わるようになると、それまで少数で行なっていた時の色は多かれ少なかれ失われます。その色の変化。内部の人は鈍感ですが、外部の人は敏感に受け取り、見方も変わってしまいます。
様々な個性を抱えているメリットはたくさんあります。ただ、抱えれば抱えるほど全体的なイメージはよく分からないものになってしまうとも思っています。「いろんな色がある」は、側から見れば「色がない」のと同じこと。最近、この“色”がとても大事なのではないかと思っています。単純に、ある特定のスタッフ1人に抱いたイメージと、その組織が与えたいイメージが大きく異なっていたら非常にもったいないし、関わる人が変わるたびにイメージが変わっていったら、どれが本当の姿なのか分からず不安になります。「ココはこういうカラーなんだ♪」と安心できるイメージ。いろんな色ももちろん魅力的ではありますが、第三者からのイメージがブレないように“色”をある程度維持するのも大事なことのような気がします。