バレソタレソデー?

全てを見ないで判断することがあります。パッと見て、自分の知っている言葉と似た形、似た雰囲気なら、知っているソレとして判断。赤い正方形に白い字で何か書いてあったらそれはユニクロだし、青い背景に黄色い文字が入っていたらそれはIKEAです。
ロゴマークやグラフィックデザインを考える際、私は世の中にどんなデザインが存在するのか調べます。そういった話をすると、どこかを参考に真似るためだと思われがちですが、目的はすでに認知の深いデザインがないかを知るため。競合のサービスや会社と差別化を図るためです。せっかく良いデザインが出来上がっても、それを見た人が別のよく知っている何かと誤解しては意味がありません。ようやく浸透しはじめたプレミアムフライデーの後に、ブラックマンデーを流行らせようとしても、似たような言葉は浸透しづらい。誰もが知っているようなサービス名と似た名前を付けて、自分たちのサービスに誘導しようとしている会社をたまに見かけますが、あまり意味はないと思っています。そのサービス名を見たときに私たちが頭に描くのは、既にある有名な方のサービス名ですからね。