デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

描きやすいより描きたい?

 

f:id:kazuhotel:20190323201018j:plain

 

 大人がカードで買い物をした際に、崩した英語でサインを書くシーン。スポーツ選手がカメラのレンズに向かってサインを書くシーン。バカでかい紙に大きな筆で文字を書くシーン。不思議とそんなふうに自分も書いてみたい!と思う瞬間があります。

 

書いてみたいと思ってもらうにはどうしたらよいか?そんなざっくりとしたテーマで昔友達同士で雑談したことがあります。その時に出たアイデアのほとんどは、書きやすいような環境を整えること。気軽に書ける、恥ずかしくない、面倒でない、時間をとらない、タダでできるなど。でも、自分から書きたいと思って行動したときはどんなだったかを振り返ると、決して書きやすい環境ばかりではありませんでした。どちらかと言うと、書きづらい方が多いような気もします。冒頭で挙げたような例は、決して誰もが書ける環境ではありません。でも、そんなふうに書きたいと思う。「書きやすい」ではなく「書きたい」になる方法。重い腰を上げてもらおうと、私たちはその人にとっての負担を極力無くそうと奮闘しますが、負担を無くすことで行動に移ると考えるのは実は間違っているのではないかと思うことがあります。

 

 

f:id:kazuhotel:20160612063723j:plainf:id:kazuhotel:20160612063723j:plain