デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

育てたスキルが活きるのはその環境だけ?

 

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 誰かに育ててもらったスキルは、その環境では力を発揮するものの、他の環境では十分に発揮できていません。でも、自分で育てたスキルは、環境が変わっても通用している感覚があります。あくまで私の経験に限った感覚の話です。

 

いろんな会社で教育に対しての話を耳にしますが、そこでは新人スタッフからの「もっと寄り添ってほしい(育ててほしい)」という声と、指導する立場のスタッフからの「どう接するべきか?(育てるべきか?)」という声があります。どちらも“育てる”という視点。それが正しいとか間違っているとか言うつもりはありませんが、“育つ”という視点に変えてみてはどうかと思うことがあります。現場の声を言い換えるなら、「もっと(私が)育つようにしてほしい」「(部下が)育つために自分ができることは何か?」。自分が今も身になっているスキルは、決して自分だけで育てたとは思っていません。でも、そこには育ててもらったという感覚もありません。自分で育つ環境を私に分からないように整えてもらったという感覚です。もし「育てる」「育ててもらう」のがうまくいかなかったら、少し視点を変えてみてはいかがでしょう。

 

 

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