まずは白黒?色はそのあと?
「はじめから色を付けるな!」。それは、学生時代にある先生から教えられたことで、プロダクトやロゴをデザインする際には、今でもその教えを守っています。まずは白黒でつくって、色はそのあとから。
白黒で伝わらないことは、カラーにしたところで伝わりません。新聞が色を付けずに機能していることからも分かるように、色は強調したいことや重要なことを伝えるために使うと考えるのが基本。もちろん、色ありきの表現はあります。でも、それらも紐解いていけば、伝えたいことは白黒でも伝わるようにできています。絵を描くときに、わざわざ白黒で描いてから色をのせる必要はありませんが、その意識があるだけでも伝わる表現に近づくはず。その考えを教えられた頃、FAXで送って伝わるかどうか?というチェック方法をよくやっていました。