デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

どれだけやってもダメなら捨てる?

 

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 先日、まる3日かけてカタチにしたデザインを捨てました。遠くまで材料を買いに行って、毎日少しずつ睡眠を削って進め、ようやく出来たデザイン。若い頃の私だったら、絶対にそれを提出していたと思います。でも最近は、どんなに時間と労力をかけてつくり上げても、それがふさわしくないものだったら捨てられるようになりました。

 

そうなった理由は単純で、ダメなものはダメだから。頑張ってつくって提出したとしても、その時は満足できるかもしれませんが、結果はボツ。それに、イマイチだと自覚していてそれを出すということは、それを使用する相手に失礼な行為だし、何よりプロとして恥ずかしいことだと強く思うようになったからです。正直、捨てる時は断腸の思いですが、それまでやってきたことが無駄になることはないと分かっているので、最近ではダメな時は捨てる!を徹底しています。こういった話になると、「最後まで仕上げる前に気付けばいいのに…」と言われることもありますが、きちんとカタチにしてみないと分からないことも多々ある。途中で判断できることもありますが、捨てるかどうかを判断する前に、きちんとつくりきってみることも大事だと思っています。

 

 

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