デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

しゃがんで見える世界?

 

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 以前にも書いたような気がしますが、私はデザイン途中のものを、しゃがんで見たり、座って見たり、裏側から見て検討をしています。対象者やシーンによって、見る位置は異なるからです。ウォルトディズニーが子どもの目線で見るために、園内をしゃがんで歩いたのは有名な話ですよね。

 

仕事で物件のコーディネートをする際は、お客さんの家族構成などに応じたコーディネートをするんですが、加えてリアルな生活を想像して、その人たちの目線になってチェックをしています。ソファに座ってテレビを観る位置から室内を見回す。キッチンで洗い物をしながら、洗濯物を取り込んでベランダから部屋に入りながら、寝室で仰向けになって寝ている状態から見回します。もちろん、内見する人がそんなふうにしてまで見ることはなさそうですが、ソファやキッチンからなら普通に見るかもしれませんし、子供連れだったら「ここにベッドを置いて♪」なんて親子で寝っ転がる可能性もあります。そうやっていると、つい適当に決めてしまいがちな天井の壁紙も結構気になるもの。誰かになりきってチェックしてみると、いろんな“気になる所”が見つかります。

 

 

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