デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

不快に感じるとしたら?

 

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 この仕事が向いていないんじゃないかと思うぐらい、私はとんでもなくネガティブ思考です。幾度となく直そうとしましたが、根っこの部分はやっぱり変わらず、「こう思われたらどうしよう…」「不快に感じる人もいるかな…」考え出したらキリがありません。でも、それが自身のデザインにはとても良い働きをしてくれています。

 

とても良いデザイン案が出来たとします。周囲の誰もが絶賛してくれて、自分で客観的にチェックしても問題なし。そんなふうな状況になったら、そのデザインを疑うことはもうなくなってしまいます。でも、わざと極端なネガティブ思考になって、「これを見て嫌な気分になる人がいる。どこでそう思ったんだろう?」「このポスターを貼りたくない人は、どこが気に食わないんだ?」と、勝手に反対派の意見を探すんです。「趣味嗜好は人それぞれだし、そんなこと言ったら何かしら見つかるでしょ!」と言われてしまいそうですが、不特定多数に発信する以上、少しでも懸念材料を取り除いてもっと受け入れてもらいやすくするに越したことはありません。「嫌いな人は嫌いでいい」という考えもありますが、そんなふうに見えている世の中のデザインだって、事細かに考えられた最良の選択をしているはずです。

 

 

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