デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

つくりながら詰めること?

 

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 アイデアを形にする。その形を完成させるまでには、大きく2つの詰めの段階があると思っています。1つは形にする前の詰めで、もう1つは形にしてみた後の詰め。どちらの詰めが甘くても良いモノはできないと思っています。

 

例えば、サンプルを制作するには、時間も費用もかかります。でも、そこを省けば、“形にした後の詰め”ができません。それは、どんなに事前の検証を行っても補えないこと。サンプルを実際に手にとって使ってみて見つかる課題がたくさんあります。それを解決して完成度を高める。“形にした後の詰め”は、絶対に必要なことだと思っています。一方で、形にした後に詰めればよいという考えもありますが、それはそれで意味がありません。詰めきれていないものに対して、いくら検証をしたところで時間を無駄にしてしまうだけ。そこで出てきた課題は、事前の検証が甘いから出てきたものなのか?形にしないと分からないことなのか?が曖昧で、大抵は直しようのない、新たに考えた方が良いような状態になってしまいます。事前の詰めに頼りすぎても、形にした後の詰めに頼りすぎても、良いものにはならないと思っています。

 

 

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