デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

お皿はいいけど箸はイヤ?

 

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 普通の箸と割り箸の両方が置いてある飲食店。そこで割り箸を選ぶ人は、平たく言うと、お皿は共有してもいいけど箸は共有したくないということ。さらに、本当に共有をしたくない人は、使い捨ての容器で提供するお弁当屋さんやコンビニを選ぶという話も聞いたことがあります。

 

共有の限界。先日、レンタルやシェアする市場が頭打ちになっているという調査結果をたまたま見ました。そこには、共有することへの抵抗を持つ人が一定数いる状態に大きな変化はなく、使用頻度が低くても所有したいと考える人がいるとのことでした。確かに、車やウエディングドレスなどの経済的に負担の大きい対象はレンタルを選ぶ一方、そこまで高額でない対象については所有しようとする印象があります。しかし、気になって色々と調べてみると、図書館の利用者は増えているという興味深い実態も。もちろん本を借りることが一番の目的ですが、利用の目的には図書館で本を読む行為が魅力的だとするものもあり、くつろぎ空間としての魅力を感じている人が増えているそうです。費用対効果や利便性などで検討されるレンタルやシェア。そこに新たな別の魅力が加わったら、もっと支持する人が増えるかもしれませんね。

 

 

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