きちんと確認をしてから進めなさい!と言われると、何でもかんでも確認しないと進めないようになる。自分で判断したことを間違いだと指摘されると、自分で判断することをやめる。そんなふうに極端に物事を捉えすぎて、思うようにいかなくなることがあります。
そういう私も、若い頃は極端に捉えてしまうことで、モヤモヤとしていた時期がありました。「じゃあどうすればいいの?」となってしまったわけです。でもある時から、「そういう場合もあるし、そうでない場合もある」と考えられるようになりました。何がきっかけかは忘れてしまいましたが、たぶん、全くやらなくても上手くいかなくて、その通りに全部やっても上手くいかなかったからではないかと思います。上手くいかない中で、取捨選択の自己判断や受け止め方のバランス感覚を身に付けられた感じです。もう1つ挙げるとすれば、ある程度責任を負う覚悟を持ったのかもしれません。100:0の思考になるのは、どこかに「責任は負えませんので…」というのがあるから。どういった向き合い方が正しいとか言うつもりは全くありませんが、極端に捉えすぎても、きっと上手くいかないような気がします。