デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

積み上げをやめて逆算してみる?

 

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 デザインを考える際に、いろんなことを踏まえて少しずつ積み上げていく方法があります。コンセプトは?対象は?手段は?予算は?と、条件に基づいてカタチにしていく。その方法は間違いではありませんが、時に成果を生み出しづらいカタチになってしまうことがあります。

 

それは、積み上げていく途中で、都合の良いように解釈していってしまうことがあるからです。「こうしたら、ああなって、こうなって…、よしっ!」でも、その途中の「こうしたら、ああなって~」が既にズレているかもしれないし、半ばでゴールを描いてしまって、ただそこに向かう作業になっているかもしれません。プロのほとんどの人はそれを回避できますが、少し経験をしたぐらいの時だと、無意識に進めてしまいます。そこで、オススメしたいのが逆算。自身の経験を紐解いてみる作業です。例えば「〇〇な時に△△を使った」だったら、△△は〇〇な時に選ばれる可能性の高いものだと分かります。その△△を調べていくと、〇〇な時に必要とされるためにやっていることが分かる。それをすれば、〇〇な時に選ばれやすいとなります。積み上げていく方法は正しいと思っていますが、想像で積み上げるのと、事実や実績で積み上げるのでは大きく異なる。ちょっとうまくいかないなと思ったら、身近な何かを紐解いてみると、ヒントがあるかもしれません。

 

 

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