デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

フィットしないのは加減の問題?

 

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 偉そうに言うつもりは毛頭ないんですが、他人のアイデアを見て「もったいないなぁ」と思うことが結構あります。そう感じるのは、コンセプトや切り口(着眼点)が素晴らしいとき。ただ、アウトプットされたモノが、ターゲットに合っていなかったり、少々尖りすぎていたりして、フィットしない結果になっているだけなので、本当にもったいない。でも、そのアウトプットの“加減”がとても難しい…。

 

最近私が特に意識しているのは、その“加減”で、数年前より慎重に表現を選ぶようになりました。「この表現だと嫌な印象を受ける人もいるかも…」「これだと若干ユルすぎるかな…」「これだと、実際に使うシーンを想像できない人がいるだろう…」考えたコンセプトが、最大限に力を発揮して、関わる人たちがどの人も不快に感じない(良いと思える)アウトプットを目指すわけです。これは、当たり前のことではあるんですが、実はそこまでシビアにできていないことが多い。せっかくの妙案が、自分の嗜好を強くしすぎたために受け入れてもらえない、なんてこともあります。大事なのは、アウトプットの“加減”。それを少し調整するだけで、今まで受け入れられなかったモノが、途端に受け入れられるかもしれません。

 

 

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