デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

自分の言葉が届く人?

 

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 以前、勤めていたとき、上司の言葉が届く人と届かない人がいることに気付きました。双方に全く同じことを言っていても、「(あ~なるほど、試してみよう!)」とすぐに思う人と、「(やるけれど、それは本当に効果があるのかな…)」ぐらいの違いがありました。肯定的に捉えた前者は、その上司の現場での実績を目の当たりにしていた世代。言葉が響かなかった後者は、最近入社して上司の現役時代を知らない世代だったからです。

 

超一流のスポーツ選手に「あんまり練習をしすぎない方がいい」と言われたら素直に受け止めますが、草野球のおじさんに同じことを言われても「(いやいや、練習しないと上手くなりませんよ!)」となるはずです。どんなに正論を言っていても、本当に役に立つことを伝えていても、受け止める人がその人がそれを言うべき存在だと認めていないと、言葉が入っていきません。理論を噛み砕いて説明したり、それで結果が出たという事実を伝える必要が出てきます。「私が言っても説得力はないんだけれども」と変にへりくだらなくても良いとは思いますが、自分の言葉が伝わる相手かどうかを見極めて伝え方を変えることは必要です。

 

 

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