デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

大変さは伝えなくていい?

 

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 最近でもありませんが、いろんな人たちの裏側を紹介する番組をよく目にします。そこに関心のある人が多いからそういった番組があるわけで、私も興味を持ってしまうので言える立場ではないんですが、あまりそこを見せて欲しくないのが正直なところです。

 

裏側ありきの表になってしまう…。例えば、長い時間をかけて周到に準備をしたことを知ってその人のパフォーマンスを観るのと、純粋にその人のパフォーマンスを観るのでは、確実に見方が変わってしまいます。また、そこに至るまでにどれだけ大変だったかを伝えるような内容も同じで、結果よりも大変だったことの方に注目してしまう。結果が芳しくない場合でも、「いや、それでも大変な思いをしてきたんだから上出来だ!」となってしまう。すごくわるい言い方をしてしまうと、頑張ったことが評価になるということです。誤解のないように言っておきたいのは、頑張っていることは素晴らしいこと。ただ、みんな大なり小なり頑張っているし、結果で勝負する世界なら見せない方がいいし、アピールする必要もない。表を見れば、裏側の努力はアピールせずとも伝わります。

 

 

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