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語るのはこれからのこと?

 

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 過去の武勇伝を聞くのが好きな人は多分ほとんどいないと思いますが、私はそれ以上に「昔は私もできなかった」という話をされるのが苦手です。昔はダメ=今はスゴい。努力は素晴らしいと思いますが、「乗り越えた自分ってスゴイでしょ!」は、武勇伝を回りくどく言っている分、余計に拒絶反応が出てしまうんです。そういう私も度々やってしまっているので、きっと聞いている人はつまらないでしょうね。

 

単純に自分が楽しく話を聞けたときの内容を思い出してみると、それはこれからの話であることがほとんどでした。それが夢物語でも、どうなるか分からないことは想像が膨らんで楽しい。ただ、そうやって前を向き続けられる強い人ばかりではありません。私は過去を自慢する人と出会ったときに、一番輝いていたときの話をして自分を盛り上げようとしているのだろうと受け止めています。一方で、充実している人は未来の話をします。あくまで個人的な意見ですが、これからの方が楽しみだと思うのはとても大変なことで、精神的に強くないとなかなか思えません。自分を鼓舞する方法は人それぞれですが、半ば無理やりにでも「語ることはこれからのことにする」と決めてみると、自分自身はもちろん周囲の反応も変わっていくような気がします。

 

 

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