デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

第三者が紹介しやすい?

 

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「良いのは十二分に理解できるけど売れない」小売店に勤めていたときに販売スタッフからそう言われました。理由をたずねると「良さを伝えづらいから」。手間がかかっていて、貴重な材料を使っていて、見た目がカッコいいのは分かるけれど、どれも伝えづらいということでした。

 

三者が紹介しやすいか?そこからそれを考えるようになりました。もちろん、人それぞれが感じ取る良さもありますし、分かる人にだけ分かる良さもあります。でも、それだけでは成り立たないモノもある。そこで、誰でも伝えられるような工夫が必要になってくるわけです。多くの人が共通で持っている価値観や知識に重ねたり、分かりやすい言葉に置き換えられるポイントをつくる。芸術作品では必要のないことも、商品においては必要になってきます。人も似ていて、自身が商品の一部になっているような人は、その部分を上手く活用しています。分かりやすい簡単な言葉で表現できるポイントを作っていて、誰もが紹介しやすくしているわけです。3つぐらいのキーワードで表現できるとよいという話もよく耳にしますので、何かを考える際は、そこを意識して取り組んでみると、伝わりやすいモノになるかもしれません。

 

 

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