デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

失敗すると加減ができる?

 

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 微妙な加減が味の決め手。少しでも配分が異なると上手くいかないことが多々有ります。料理だったらレシピ通りに作れば上手くいくんですが、計って作っているとなかなかその配分が身に付きません。適当に入れてみて少ししょっぱかったり、味が薄かったりした経験が、微妙な加減を身に付ける鍵になると思っています。

 

デザインの初心者向けの参考書などを眺めていると、料理のレシピに近いものがたくさん載っています。「こことあそこは7:3のバランス」「この色とこの色を組み合わせると視認性が高い」など。そのレシピにのっとって作れば、ある程度の味に仕上げることはできます。もちろん、そういった勉強は必要です。でも、レシピを暗記する感覚で身に付くので、いざそれを実践するときには“思い出す”という感じになってしまいます。だから、自分でいろいろと試してみて学ぶことも必要。自分が良いと思ったバランスや配色で作ってみて、それについて上司や先輩にアドバイスをもらえば、その加減を肌感覚で覚えることができます。全く同じ味を提供しなければいけない場合や、正確な配分でないと成立しない場合もありますが、それ以外の場合は自分の加減で調整できるようにしておいたほうがよいかもしれません。

 

 

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