デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

実作業は2割?

 

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 唐突ですが、私が仕事で実作業に費やす割合は2割です。8割は、進め方や手段を考えるほうに使っています。もちろん、デザインを詰めるような場合はこれと異なりますが、手配や確認ごとのほどんどはこのぐらいの割合。例えば、2分で終わったものは、その手前で8分考えている感じです。

 

以前、手配作業を別の方に引き継ぐ機会がありました。発注方法などを詳しく伝えて、実際の手配もサポートしながら行いましたが、その後なかなか手離れができませんでした。理由は、私が“8割”のほうで行なっている進め方や手段を考える点について、うまく引き継げなかったからです。いつまでに手配すればよいか?どこに納品すればよいか?費用は妥当なのか?手配のたびに質問をいただきお伝えはするのですが、それらは私が“8割”のほうでやっていることで、そこを整理するのが実作業よりも大変なところ。その事業の内容や現在の状況を常に把握しておくなど、予備知識や事前準備が必要になります。手配の実作業だけを覚えても仕事にならないわけです。「全員分を一緒に納品したいけど、一人分だけ急ぎで欲しい。」そんな時にどうすれよいかを考えて、どんな確認を入れたらよいかを考えるのが仕事だと思っています。

 

 

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