
何かに挑んでみて良い結果が出なかったとき、気持ちを切り替えて次に向けて頑張るべきですが、同時に考察もしっかりとやる必要があると思っています。反省ではなく考察。提案のどこが具体的に足りなかったのか?受け入れられなかった理由は?採用された案との違いは?など、事細かに分析する。
こういう話をすると、相手の趣味思考に寄せたデザインにしたり、採用されやすい提案を真似たりするのはおかしい!と思われるかもしれませんが、そうではありません。そのケースで自分たちの提案を通すには何が必要かを知っておくということです。もちろん、直接相手に話を聞いたり、採用された他の提案をみることはできませんが、丁寧に自己分析するだけで、学べることがたくさんあります。「最重要視しているポイントはここだったのかもしれない…」「提案はわるくないけど、相手が頭に描けなかっただけかも…」と仮定して、その解決策を考えるわけです。誰しも、自分たちの提案を採用してほしい。そのためには、採用に近づくかもしれない方法を知っておくことは必要です。素晴らしいアイデアなのに、目に止めてもらえない理由が些細なことだったら、もったいないと思いませんか?