デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

ブログはここで終了します...

ふとしたきっかけからブログを書きはじめ、気がつけば2000日目になりました。毎日更新して5年ちょっと。文章を書くことに慣れるためとトレーニングがてらはじめたことが、そこまで続くとは思ってもいませんでした。我ながらよく続けたと褒めてあげたいです。…

誰かの人生に関われる仕事?

自分の実家にあった家具。皆さんはハッキリと覚えているのではないでしょうか?私は家具屋さんに10年以上勤めていましたが、家具に魅力を感じたのは、そんな人の人生に関われる仕事だと思ったからです。ベッドなら、その人の人生の3分の1を共にしているわ…

一人で考えてから、みんなで考える?

判断に迷ったり、行き詰まったときに人に相談するのは良いと思います。ただ、その場面ではすぐに解決してスッキリするかもしれませんが、自分でとことん考えてからでないと意味がないとも思っています。時代と逆行する意見で、仕事としても非効率ですが、聞…

悔しくて泣けるぐらい?

一度だけ、最後の最後で落選して悔しくて涙を流したことが過去にありました。感情を表に出さないタイプで、まわりから冷めた印象を抱かれる私が、まさかそんなふうに涙するとは思わず驚いたのをよく覚えています。 後々振り返ってみると、その理由はとても単…

コミニュケーションがアイデアの源?

デザインの対象がグラフィックでもプロダクトでも空間でも、それが目に見えないサービスでも、すべてに人が関わっています。だから、人と関わってきた分だけ良いデザインができるとも言えます。「コミニュケーションが〇〇」と言われるようになったのは、き…

小細工と工夫の違い?

若い頃、デザインの提案をしたときの反応が大きく2つに分かれていました。一刀両断されるケースと賞賛されるケース。当時はどちらも同じように提案している感覚でしたが、今思えば全く異なる内容の提案で、反応がそうなるのも当然でした。 簡単に言うと、小…

力試しの挑み方?

知識や経験を重ねていくと、全てではありませんが、求められているものが分かるようになってきます。そのため、そこに向かってアイデアを詰めていけば、そこまで大きくズレることはありません。きっと、上手くいくことも多い。ただ、そのやり方に慣れすぎて…

自分の最高でようやく及第点?

「このぐらいのクオリティーなら大丈夫だろう」で、大丈夫だったことは一度もありません。単純に自スキルの問題でもありますが、私は自分で100点を出せてようやく相手の及第点になると考えています。80点では、良いとも悪いとも判断されない。それは相手の立…

関係ないものに目を向ける?

アイデアに行き詰まる1つの原因として、直接的に関係するモノばかりに目を向けていることが考えられます。直接関係するモノは、言い換えると比較的簡単に想像できる範囲。当然、そこから作り出せるのは、誰もが考えるようなアイデアになってしまいます。そ…

いつかの準備?

私にデザインの仕事を依頼してくれる会社のほとんどが、自社にデザイナーを抱えています。つまり、自社でできることを外注しているわけです。ただ、自社にデザインができるスタッフがいるので、私への依頼は必要なときだけ。仕事が多くて自社で対応しきれな…

寄り道は楽しいから注意?

企画会議などのアイデアを出すような場で、話が脱線していくことがあります。変わった話題やおもしろそうなネタが出てきたりすると、みんな楽しいのでそこに意識が向いていく。散々盛り上がったものの、実は本当に考えなければいけないことがおざなりになっ…

通用しないけど出来ること?

自分の周りにいる優秀な専門家たち。あくまで私の知る限りですが、その人たちは、専門分野以外の様々なことを学んでいます。分野外のことが直接何かに活かせるところまで習得できくてもOK。そういった“通用しない”けれど出来る・知っていることを増やすこと…

これは良いモノなんですね?

歳をとるにつれて感性が鈍くなる1つの理由は、情報による感覚補正がかかってしまうからだと考えています。もともと持っている感性を否定する情報や、良いとされるものはコレだ!といった情報によって、良い意味でもわるい意味でも固定されていってしまうよ…

実験したら考察する?

何かに挑んでみて良い結果が出なかったとき、気持ちを切り替えて次に向けて頑張るべきですが、同時に考察もしっかりとやる必要があると思っています。反省ではなく考察。提案のどこが具体的に足りなかったのか?受け入れられなかった理由は?採用された案と…

作り込む前にチェック?

デザインの制作途中で、周りの人から「どんな感じ?」と覗かれるといった経験が皆さんあると思います。それだけ興味を持たれていたり、不安を感じさせているのだと理解して、私はすぐに見せていました。「完成するまで見せたくない」「邪魔されたくない」と…

とことん言葉で整理する?

デザインを考える際、私はとことん言葉で整理します。メモ帳や要らない紙に、言葉を書き込んでいく。腑に落ちるところまで整理できるまでは、画は描きませんし、パソコンには触りません。これはあくまで私の手法で、正しいとか良いとかではありません。 以前…

失敗すると加減ができる?

微妙な加減が味の決め手。少しでも配分が異なると上手くいかないことが多々有ります。料理だったらレシピ通りに作れば上手くいくんですが、計って作っているとなかなかその配分が身に付きません。適当に入れてみて少ししょっぱかったり、味が薄かったりした…

数を増やして解決する?

アイデアを考えたけれど、上手くいきそうにない…。そんなことはよくありますが、それをすぐに捨ててしまうのは少しもったいないかもしれません。もしかすると、まだ試していない方法を使って、上手くいくアイデアに化ける可能性があります。 それは、数や量…

いじくりまわしてみる?

実際のモノを手に取り、とことん使って触っていじくりまわす。もう十分と思ってからも、ずっと触り続ける。逆さにしたり、転がしたり、揺らしたり…。飽きるぐらい触っていると、不思議と新しい何かが見つかります。これは、学生時代に教えてもらった方法です…

言葉だけで説明してみる?

目の前のペットボトルを、メーカー名やブランド名を伏せて言葉だけで他人に伝える。微妙な形やラベルの色など要素をいくつか挙げて伝えても、それを聞いてソレをイメージするのは難しく、言葉で伝える難しさが分かるようになります。ただ、うまく伝わったと…

今日は「青くて丸いもの」?

普段からちょっとしたトレーニングをしていると、いざ何かを考えるときに役に立ちます。いくつかやっている中でオススメしたいのは、テーマを決めてそれを探すゲーム感覚のトレーニング。通勤・通学の時間など、何かのついでに出来るのが良いところです。 例…

その人にとっての位置付け?

アイデアを考えていくと、つい自分に都合のよい捉え方をしてしまう場合があります。「これは基本的に見てくれるモノ」「気になっていること」として考えたりしてしまって、大前提がズレてしまう。それが起きないようにまず必要になるのは、これから考えるモ…

両端を結ぶ?

誰かに向けてデザインする。それが、具体的な人物像を思い浮かべられるぐらいまで決まっていたら、その人に向けて考えればよいのですが、ほとんどの場合は対象とする人の中に幅があります。「30歳の働く女性」と定めていても、生活環境も趣味嗜好も人それぞ…

「分かった」よりも「知りたい」?

自分が発信する情報に反応してもらいたい。例えば、広告などで商品を訴求するときに、商品の魅力を伝えようとします。それは決して間違いではありませんが、求めている結果がリアクションなら、少し考え方を広げた方がいいかもしれません。 簡潔に強く商品の…

分解すれば組み立てられる?

分解したボールペンを目の前に置かれたら、きっとほとんどの人が組み立てられます。それは、学校の授業中や仕事で集中できないときなどに一度は分解したことがあるからです。でも、分解したことのなかったら、素材としてバラバラの状態で手元にあったとして…

第三者が紹介しやすい?

「良いのは十二分に理解できるけど売れない」小売店に勤めていたときに販売スタッフからそう言われました。理由をたずねると「良さを伝えづらいから」。手間がかかっていて、貴重な材料を使っていて、見た目がカッコいいのは分かるけれど、どれも伝えづらい…

それが無かったとしたら?

固定概念を外すのは、頭では理解していても実践するのはなかなか難しいものです。どうしてもチラついてしまう…。そんなときにオススメの(というか教えてもらった)方法が、「もし、それが無かったらどうする?」です。そうする方法が無い状態から考えてみる…

ひと通り試してみる?

発想が止まる瞬間があります。それは、良さそうなアイデアの種が見つかった瞬間。「よしっ!」となって、そこから考えはじめていきます。もちろん、良いと思えたそれはきっと良いアイデアになる。ただ、そこだけでGOをかけてしまうのは若干もったいないかも…

ゴニョゴニョ描く?

考えはじめた段階でスケッチを描くとき、私は小さいメモ紙などにゴニョゴニョときたなく描いています。詳細がよく分からないぐらいの感じ。そうすると、そこからまた想像が膨らんで展開できるんですよね。キッチリきれいに描いたら、それはもうそれ。展開す…

特別な感覚は要らない?

私はごく普通のおじさんです。流行りの髪型もしていないし、最先端の服装もしていません。洒落た場所にも滅多に行かない。仕事の一環として、そういった情報に目を通しはするものの、普段は街のスーパーで買い物をして、赤提灯の飲み屋さんで一杯やっていま…